AI検索は記事ではなく筆者を見ている説

2026年03月01日

AIの検索アルゴリズムは、記事の内容ではなく「書いた人間」を見ているのではないか?

 

 

SEOの正解が「技術」から「人間性」へ

WEB制作に携わって四半世紀以上が経ちました。時間が経つのは早いものです…。1998年、ロスでキャリアをスタートさせた頃の検索エンジンは、キーワードを詰め込めば順位が上がる単純なものでした。しかし、2026年現在のAI時代、SEOは全く別の次元に突入しています。 AIに「検索順位が落ちやすいサイトの特徴は何?」の質問への回答は次の通り。

 

  • どこかで見たような内容
  • 抽象的で具体例がない
  • 専門性がない
  • 独自の視点がない
  • 体験・事例がない

 

もしかしたら、ウェブサイトの評価基準である以上に、筆者が【魅力のない人間】の定義そのものじゃないですか?

 

 

AIが見抜く「中身のない記事」と「中身のない人間」

AIが生成する文章は、文法的に完璧で、一見すると網羅的です。しかし、そこには「体温」がありません。 今の検索アルゴリズム(GoogleのE-E-A-Tなど)が求めているのは、まさにAIが苦手とする領域です。 例えば、「どこかで見たような内容」の記事は、検索エンジンから見れば「情報のコピー」でしかありません。これは人間関係でも同じです。誰かの受け売りばかり話す人に、私たちは信頼を置くでしょうか? 「抽象的で具体例がない」記事も同様です。ビジネスの現場、例えば私が今取り組んでいるロードサービス(24ROAD)解体業界(解体キャリア)の現場では、机上の空論は何の役にも立ちません。「実際に現場で何が起きたか」という泥臭い事例こそが、読み手の心を動かし、アルゴリズムにも評価されるのかもしれません。

 

 

アルゴリズムは「誰が言ったか」を追っているのではないか

もしかしたら、AIはもうテキストの内容そのものを評価しているのではないのかもしれません。その記事の背後にいる【人間としての重み】を測定し始めているのではないでしょうか。(ちょっと怖い仮設ですが) 昔のSEOは「何を」書くかの勝負でした。しかし今は「誰が」書くかが重要なのかもしれません。 私は26年間のキャリアの中で、数多くの会社を立ち上げ、成功と失敗を繰り返してきました。その経験から言えるのは、独自の視点や専門性は、一朝一夕には身につかないということです。現場で汗をかき、当事者としてリスクを取ってきた人間にしか書けない言葉があります。 AIは、その「言葉の裏側にある経験の密度」を、データの集積から逆説的に導き出しているように思えてなりません。

 

 

これからの「選ばれる人」の条件

「AIがホームページを作る時代」だからこそ、私たちはより人間らしくある必要があります。 検索順位を気にしてキーワードを並べるよりも、

 

  • 自分にしか語れない失敗談(体験・事例)をさらけ出すこと
  • 業界の常識に対して「自分はこう思う」という独自の視点(独自性)
  • 徹底的に現場の声を拾い上げること(専門性)

 

これらは、昔「営業」や「リーダーシップ」において重要視されていた要素です。特に、私が体験したバブル時代はそうでした。それが今、デジタル空間における「検索順位」という形で可視化されているに過ぎません。

 

 

自分という「メディア」を磨きさらけ出したもの勝ちではないか?

もし、AIの検索アルゴリズムが「人間」を見ているのだとしたら、究極のSEO対策やAI検索対策は「自分自身の人生をさらけ出すこと」になりますね。 私たちが運営するメディアが、単なるリンク集ではなく、現場で働く人のインタビューやブログに力を入れている理由もそこにあります。情報の正確さだけならAIで十分ですね。でも、その仕事の誇りや、現場の空気感、などの「人間味」を伝えることは、まだ人間にしかできない。そして、それこそが検索エンジンが、そして何より「未来の顧客」が求めているものなのだと思います。
【AIの検索アルゴリズムは、記事の内容ではなく「書いた人間」を見ている】というのは、あくまでも仮説ですが、そんなに的外れではないように思っています。

 

この記事を書いた人
横山克英
【経歴】 1998年ロサンゼルスにてWEB制作キャリアを開始し、2000年に独立・帰国。国内市場での制作を経て、2013年に株式会社CyberCatsを設立。その後、2014年に台湾(塞巴猫有限公司)、2016年にマレーシア(CREATIVE CYBER CATS)にて起業し、グローバルに展開。現在はWEB制作・SNSの運用代行など、企業のIT部門を全て代行する事業展開をしている。